映画「羊たちの沈黙」を観ての感想と考察
こんにちは、こはるです
映画「羊たちの沈黙」を見ました。
サイコスリラーの金字塔と言われている有名な映画の1つです。
ネタバレもありますので注意してください〜!
概要
・1991年のアメリカのサイコスリラー映画
・監督はジョナサン・デミ
・出演はジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンスなど
・原作はトマス・ハリスの同名小説
・主役のレクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスはアカデミー主演男優賞を受賞
あらすじ
簡単にまとめると、
連続猟奇的殺人事件の犯人バッファロービルを追う女性FBI訓練生クラリス・スターリングと、彼女にアドバイスを与える人肉事件を起こした猟奇殺人犯で元精神科医ハンニバル・レクターとの奇妙な交流を描く
という話になっています。
考察、兼、感想をシーンごとに書いてみようかと思います
考察・感想
・連続猟奇的殺人事件の犯人バッファロービルの犯行は、3日間生かしてから殺し、皮を剥ぎ死体は川に捨てられる、というもの。
普通にめちゃくちゃ怖いですよね。皮が剥がれた死体も出てくるので注意です!
こういう映画観ると、幽霊とかそういったものよりも狂気な人が一番怖いと思います。
・レクター博士のすごい部分
クラリスとのガラス越しの初対面時、クラリスが持っているもの、服装、訛りで過去の人生を言い当てた、匂いに敏感香水も言い当てました。
ガラス越しで、普通の会話をしているだけにも関わらず、レクター博士の奇妙さが逸品です。なんだか不気味だな〜という感じがします。
別のレクター博士が輸送されるシーンでは、身体の拘束、顔の下半分が隠れるマスクをしていたのですが、目のみでの演技力もびっくりします。こんな目力よう出るな、と。
レクター博士がすごいといいますか、アンソニー・ホプキンスがすごいです。
アカデミー主演男優賞も納得できます!
・レクター博士とドクターチルトンの関係
レクター博士は人肉事件を起こした猟奇殺人犯なのですが、観ていると完全にレクター博士が悪者に見えない、かつただのサイコパスでもないな、なんて思えてしまうのです。
レクター博士の隣に収監されていた人がクラリスに対し、下品な態度をすると、その無礼に対してレクター博士がクラリスに対して謝罪する様子があります。
牢屋でレクター博士はドクターチルトンに管理されていたのですが、そのドクターチルトンは本当嫌なやつなんです。
ドクターチルトンはクラリスの手柄を自分のものにしたり、レクター博士への態度はひどいもので、権力で脅してみたり、なんて様子が散見されます。
→最終的にレクター博士は脱獄に成功するのですが、最後にレクター博士がクラリスに電話をかけるシーンがあり、ドクターチルトンの近くにいる様子。
きっとこの後、レクター博士はドクターチルトンを殺すのだろう、という余韻を残して物語が終わっています。
と思うのですが、早く捕まえろ、なんて思わないですし、そりゃドクターチルトンやられちゃうよなって納得してしまいました(笑)
・レクター博士の脱獄方法
口の中に針を忍ばせており、食事を運んできた際に警官2人を死傷させて脱獄。
被害者の顔をかぶり救急車に乗せられ脱獄。えぐいっす・・・
そこまでのグロテスクなシーンはあまりないですが、血の耐性がない方は観るのを控えておいたほうがいいと思います
・クラリスが連続殺人犯の資料をレクターから受け取る際にクラリスの指をなぞる様子あり。牢屋の中でクラリスの似顔絵を描いている。
→奇妙な関係、という表現から始まったが、レクターはクラリスに惚れていったのかな、と思います。
・クラリスと連続殺人犯の共通点
クラリスも過去にトラウマあり、今回の連続殺人犯も過去のトラウマにより現在の人格形成に至っていることがわかる。
→最終的にクラリスが銃で犯人を打ち、犯人に勝利する。
お互いトラウマがあったが、クラリスがトラウマにも打ち勝ったとも受け取れるのか。
以上です。
グロさとかが大丈夫であれば是非おすすめしたい映画です
この映画を観て、俳優のアンソニー・ホプキンスが好きになりました!
今年のアカデミー主演男優賞でアンソニー・ホプキンスが受賞したんですよね。
「ファーザー」という映画で受賞したみたいです。
この映画もそのうち観てみようと思います
気になった方はこちらからどうぞ
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